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富山県下新川郡朝日町 山崎多目的施設 「紅悠館」 説明
 125年の歴史(映画「少年時代」の舞台でもある)に幕を閉じた山崎小学校の伝統と威厳を継承しながら地域の中核をなす拠り所として新たなスタートをきる施設の計画です
 
 敷地計画は現状の地盤を荒らさずに旧小学校そのままの形態を生かし、通いなれた正門の面影や高台からの眺め、鉄筋コンクリート造の自慢すべき体育館の原風景等を大切に継承しつつ、風通しや日射、断熱工法、メンテナンス等を考慮した長期耐久型の確固たる構造をここに構築し、朝日岳や日本海の絶景を間近に望むこの秀逸な立地の中で安定感を表現しています
 
 背後に山を背負う景観の中で、基礎、腰部分を鉄筋コンクリートにて立ち上げることにより外部からの湿気や湧水等に対して細心の注意を払い、学び舎を意識した漆喰、塗装等も桜色に敬意することにより山崎の自然の温かみを表現、屋根瓦は積雪等に注意しながら旧小学校の伝統の一つであった赤瓦で揺ぎ無い調和を図っています

 歩道と車道を明確に区別し、安全で確かなアプローチを設けると同時に、外構スロープによる体育館施設と集会所施設の自由な往来を可能にすることで、敷地高低差等の問題を解決し、双方の更なる密な関係を生みだしています

 また雨、雪時に車による寄り付きが可能なようにアプローチ玄関廻りは回遊性をもたせ、屋根を架けることにより不便さを解消しています

 地元の多くの方々により支えられ完成したこの施設は、その過程で得られた共有意識、共有領域と共に、旧山崎小学校に対する愛着、帰属感を育むものとして永久に成長し続けてほしいと願っています
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